拡大形成に使用するNiTiファイル

お問い合わせをいただく中でも多い「拡大形成に使用するNiTiファイル」をご紹介いたします。

これでないとダメです!などという絶対的なものは今回もありませんが、関東支部の会員の先生にアンケートをとりました。まとめる中のものからしても興味深い結果となりました。

これから何を使おうと悩んでいらっしゃる先生がいらっしゃいましたら、まずは、根管拡大のコンセプトを理解することが大事です。その上で、使ってみたいファイルのコンセプトを知り、抜去歯を使って練習してみると、使用感がわかりますので、ご自身に一番合ったものを選ぶといいと思います。

NiTiファイルを使用する際に、基本を忠実に厳守することが、偶発症を起こす確率を下げ、安全に根管拡大できることにつながります。

細かい使い方は講演会に参加して確認してください。

 

主に使用しているファイルはレイスとNEXのMSです。

 

Ni-Tiファイルは主にRaceとNEXのMSの2種類を使用しています。2つともシークエンスが同じなので、根管が直線的な場合はRace、根管が湾曲している場合はMSと使い分けています。

 

常用しているNiTiファイルは、Raceです。

一度NEXに切り替えようしましたが、個人の意見として、使用感がRaceに比べると若干硬いような気がしました。

それから、ずっとRaceを使っています。

Raceを使っている理由は、特にこだわりがないのと使い慣れてるから、と言ったところです。

 

Race

回転様式 連続性回転(RACE #BR0 SLA)

(#25~60)イニシャルトリートメントで湾曲の強くないケースに使用しています。

Wave one GOLD
回転様式 反復回転

(#15~45)イニシャルトリートメント・リトリートメントで湾曲のあるケースに使用しています。(Wave One Gold #20/25/35/45:可変テーパー先端1~3mmは5~7%)

 

 

根管上部形成 NEX MS #25 08

根管形成 NEX MS (21mm, 25mm)

Raceも使用しますが、最近はほとんどMSを使ってます。

 

 

私の使用しているファイルはRace、Race ISO10、S-apex、プロテーパーSX、プロテーパーリトリートメント(白3本線)です。治療を行うケースによりテーパーやファイルの破折抵抗、ファイルの特徴などから複数のファイルから使用しています。

手用H,Kファイル、Race、Pro file、Hy flex 、Vortex blue、nex、nex MS、M two、XPエンドシェイパー、EDGEファイルシリーズ、ジェントルファイルフィニッシャー、XPエンドフィニッシャーになります。

現在Race(ISO103種も)、、NEX Ms、Hyflex EDM、プロテーパーユニバーサルのSX、エッジエンドのファイルも使用しております。あとはXP-Endoシェイパー、フィニッシャーもたまに。

Raceを主に使用しており、弯曲根管にはNEX Msを使用しています。Raceは低トルク・高回転で切削効率が高いように思い利用しています。NEX MsはマルテンサイトのNiTiロータリーファイルで柔軟性が高く、プレカーブも付与できます。そして、Raceと同じ回転数・トルク数で使用できるため利用しています。

メインで使用しているのは今だにMtwoです。切削効率が良いので使い勝手が良いと感じています。

 

いかがでしたでしょうか?具体的な使用方法や練習法が知りたい!という場合は是非講習会で学習して見てください。先生のご参加をお待ちしております。

講習会の日程の確認、参加申し込みはこちらのページからお願いいたします。