デジタルレントゲン(デンタル)

講演会当日、または後日お問い合わせがあるのが「どのような器具機材を使用していますか?」という類のお問い合わせです。コレを使用しています!これでないとダメです!などという絶対的なものはありませんが関東支部の会員の先生にアンケートをとりましてどのような器具機材を使用しているのかご紹介したいと思います。

今回のテーマは「デジタルレントゲン(デンタル)」これから機種を選択する若い先生やこれからエンドをもう一度しっかり勉強されたい先生の参考になれば幸いです。XXXという機種や細かい設定が気になる先生は、、、ぜひ講演会にいらしてください!

 

朝日レントゲン「scan x duo」

<朝日レントゲンHPより>

・メーカーの初期設定での画質ではエンドに関しては不十分かと思われます。 ただ、放射線の照射時間を長くしてデンタルを撮影し、画像解像度モード設定をnormalからhighに変更して読むことでかなり画質は改善します。(読み込み時間は長くなります。) また、画像のシャープネス等を後から調整し強くすることで、エンドでも十分通用する画質を得ることが出来ると思います。 ただ、ペンエンドの同期のプレゼンを見ていると、XXXの方が画質はやはりきれいだと感じます。 XXXでも初期設定のままではエンドでは不十分な画質です。やはり設定変更や調整は必要との事です が、調整後の画質のレベルはXXXの方が上だと感じます。

・デジタルレントゲンは朝日レントゲンのXスキャンデュオを使っています。 以前勤務先で使っていたことと、先輩DRが朝日は画質がいいと言っていた記憶があり、開業時に購入しました。 使用感は悪くなく、2枚同時にIPを読み取れる事がメリットです。 画質もさほど悪くありませんが、XXXと比較するとかなり質が落ちます。

・開業して10年余りCCDセンサー(朝日APIX)を使用していましたがPESCJ受講を期にIPスキャナー(Scan X Duo に更新しました。

選択の理由はPESCJ受講生で詳しくデンタルシステムを調べられた先生がいらして、お薦めの機種の中に偶然自分の使用しているメーカーがあり、前から信用がおけるメーカーと感じていたのでデモを行い購入を決断しました。使い勝手もいたってシンプルで外観も実は気に入ってます。メーカーの説明の通り画像は鮮明になり、術前の診査診断に大きく貢献しています。特に作業長の決定に不可欠なファイルトライなどは威力を発揮します。さらに破切器具などの形状も詳細に分かります。

従来使用していた、CCDセンサーは厚みやコードがあり操作性や解剖学的に骨隆起や狭い部位など設置が困難であった部位が有りましたが、Scan X のデンタル・イメージ・プレートは薄さや大きさのバリエーションがあるために設置可能範囲が広がりました。また、読み込みスキャナートラックが2つ有り2枚同時に読み込みできるため診療時間の短縮にも貢献します。

様々な面から従来のCCDセンサーと比較してScan X のデンタル・イメージ・プレートは優れていることは価格以上の価値を与えてくれます。また、個人的な感想ですが照射が固定式・ホータブルかによって画像は鮮明度に影響は少ないと思います。
他のメーカーの画像も受講中に沢山拝見しましたが、鮮明度に関してはトップレベルだと思っています。

本当に変えて良かったと思う機器の1つです。

ご開業や買い替えの購入のタイミングがある先生方にはお薦め出来ると思います。

ヨシダ「VistaScan Mini View」

<ヨシダHPより>

・以前の勤務先では現像液を使って現像するような、デジタルですら無いような旧式のデンタルの機械を使用していたため、正直他のデンタルの機種との実機を使用してみての比較だったり感想というのは出来ないため、あまり意見が参考にならないかもしれません。

しかし、他の機種を使用されている先生方のデンタルと比べても遜色ないですし、写りもキレイだなと使用してみても思います。

また、ペンの先生の医院でもビスタスキャンを使用されているとのことで、ヨシダの方を通して、同じ設定にしていただき、従来のデンタルの設定が結構濃いめの設定だったので、最初は薄くて見づらいかなとも思ったのですが、慣れるとすごく症例も見やすくてキレイだと思いました。エンドの症例を作成していく上で、推奨の設定?があり、すぐにその設定になるように対応していただけたのは良かったです。

使用していて特に不都合を感じたこともありませんし、良い機種だと思います。

 ・CCDよりIPの方が画質が良いこと、他の機材がヨシダ製のものだったこと からビスタスキャンにしたのが導入理由です。他のIPの機種を使用したことがないのですが、他の機種を使用している先生の画像と比べ て画像のボソボソしたような感じはないと思いました。 また、傷などが入ってしまった時に新しいフィルムを購入しなければいけないことを考え るとフィルムが比較的安いことが嬉しいです。

・現像(読み取り)に少し時間がかかるが、画質は良い。IPは傷付きにくく 剥がれづらいので寿命が長い。

・IPの方がCCD撮影範囲が大きいこと、画質が良いこと、フィルムが安いこと、他の機械がヨシダだからソフトなどの使い勝手が良いことが選択の理由です。

・画像が見やすいから、というのが選択の理由です

 

モリタ「Digora Optime」「Digora Optime II」

  

<モリタHPより>

・デンタルは、モリタのディゴラoptimeⅡです。 導入理由は、勤務先でモリタのレントゲン機器を使用しているところが多かったので、慣れ親しんでいる機種というのです。今思うと、XXXかYYYがいいのかなと思います。こだわった画質がペンエンドの中で基準になっている感じがするのと(笑)、以前のペンエンドでのデンタル比較で、下顎前歯部を比較した時、XXXの方が良かったので。あと、YYYは、当院でデモ機を使わせてもらってた期間があって、モリタよりもキレイな画質でした。しかし、画質を読み込む時間が長いのは欠点でした。

使い勝手は、悪くないです。 術中のデンタル撮影の習得にはなかなか時間がかかりましたが、デンタルの機種によって術中デンタルの習得にかかる時間が変わるとも思わないです。 それから、当院のデンタルの画質が悪く、他の先生から色々工夫点を教えていただきまして、それを元にモリタの営業さんが画質の向上に頑張ってくれました。アフターケアも時間はかかりますが悪くないです。しかし、同じ機種の現像機でも良し悪しがあるらしく、デモ機の方がうちのあるのと同じ機種にも関わらず数倍も画質が良かったです。

・ペンエンドのコース受講の始まりではCCDを使用していたのですが画像の範囲の大きさや解像度が他の受講生の画像と全然違うので痛い出費ながらもIPタイプのものを購入することにしました。もともとがモリタでしたのでモリタのディゴラオプティメを選択しています。他社製のものと比較すれば違いはあるのかとは思いますがCCDとの違いの方がはるかに差を感じますので臨床感では全く不満はありません。もともとこだわるタイプではないのでこだわる先生は色々比較してご自身の好みの機種を選んでいただければ、と思います。参考になれば幸いです。

 

GC「G scan7400s

<ケアストリームHPより>

・正直ペンの他の先生のデンタルと見比べると見劣りします。。。
選択の理由はGCで開業したので、というエンドとは関係ない理由です・・・。
使い勝手はドラム式で6枚を同時に現像できるので10枚法ではいいのかもしれませんが、あまりそういう使用法を活用していません(笑)
エンドでは2枚同時に現像できることころがいいところだと思います。